社会が健康になるためには、まずは個人、一人ひとりが健康でなければなりません。
病気になると気分がふさぎ込んだり、反対に落ち込んだ状態が長く続くと体調にも影響が出ます。
肩や腰、膝、股関節など、体に痛みがあると、座る、立つ、歩く、体を洗う、そんな日常動作が不自由になっていきます。
加齢に伴い排泄コントロールがうまくいかなくなったり、物忘れなど記憶力に不安が出てくると、自信が失われていきます。
家族が不安を抱えていると、自分もまたそれに影響され、心配が大きくなっていきます。
家庭が円満でないとき、学校や職場で存分に力を発揮することができず、人間関係にも影響を及ぼします。
心に余裕がないとき、他者を許すことが難しくなり、社会に不満を抱きやすくなります。
こんな風に、心と体、個人と社会は密接につながり、互いに影響しあっています。
だからこそ、ヨガでは心と体、個人と社会、そのどちらかだけではなく、両方にアプローチしていきます。